幸せとは
「お前は幸せなんだよ」
と誰かに言われた。別にそうでもないのに。
こんな経験が僕にはある。きっと他の人にもあると思う。
経済的に恵まれていて幸せ?
人とのつながりがあって幸せ?
一体何を持って幸せなんて言うのだろう。
他人の幸せと自分の幸せを一緒になんてできないのに同じ尺度で測ろうとする。
幸せを絶対量で測ってしまうのは、それしかできないから。
テストで赤点を取らなければ幸せなのか?
今まで赤点なら、それだけで褒められるだろう。
今まで100点だったのに、赤点ギリギリだったら叱られるだろう。
結果僕らは比較して生きていくしかないのだ。
今までと比べて幸せか。不幸せか。
どれだけ変わったかが幸せかってこと。
だから、誰かに「お前は幸せだな」と言われても違和感があるんだろう。
日本に生まれて幸せか?
途上国に比べれば、治安も安定している。ものに困ることもない。
幸せだ。幸せすぎて、毎年3万人もの自殺者が出るくらい。
当たり前を幸せと呼べるのは、当たり前じゃなくなった時。
大切なモノをなくしてから大切だったと気づくように。
生まれてからずっと不自由がことなどなかった。
それは幸せか?不幸せか?
「ステイ・ハングリー」
お腹を空かせることができないことは幸せか?不幸せか?