ちょっとずつあるく

思ったことそのまま。でてきたものそのまま。グチャグチャな文章をそのまま。

スマホを捨てよ町へ出よう

この間スマホを忘れて出掛けた。

そしたらどうだ。楽しいじゃないか。

基本的にスマホで時間を把握するから、腕時計はつけていない。

なので大体の時間しかわからない。

いやそれすらもあっているかわからない。

そんな一日だった。

 

そんな一日を通して気づいたこと。

人生はだんだんと豊かになっていく。それは間違いない。

機械の発達、サービスの向上。その他もろもろ良くなっていく。

そして僕らは、それを使うことがうまくなる。

スマホなんて技術の塊だ。

数年前のパソコンと同じ能力をもつのだから。

そして誰とでも繋がれる。

メール、SNS、掲示板。

知っている人から知らない人まで、

カオナシのコミュニケーション。

人間は本質的にしゃべることが好きなのではないか。

だから返信が待ち遠しくなる。

依存症までいかなくても、心では待つのだ。

それ故意識はスマホに奪われる。

現実世界から少しだけ離れる。

そして、スマホは情報の塊でもある。

すべてを知ることができないほどの。

そのため、必要な物も不必要なものも全て手に入る。

興味を引く文章は多い。

故に、いつの間にか時間が奪われる。

また、考える必要もない。

リンクをたどっていくだけ。

キーワードを入れるだけ。

それだけで、情報は出てくる。

考える必要などないのだ。

人間には空白の時間が必要だと考える。

それは少なからず自分を見つめる時間が必要ということ。

もしくは、何かを考えるということ。

もちろん情報を手にするのはいい。

そこから何かが生まれることもある。

だからこそ考えるという行為を大切にしなきゃいけない。

スマホがなければ、情報などない。

いつもと違う駅の時間。

知らない街。

そんなとこに行けば迷うのだ。

太陽を見て方角を考えることなどない。

木の茂り方をみて方角がわかることも忘れてしまう。

情報社会だからこそ、その一番の危機管理は、

いかに自分で情報を手に入れるかなのだと思う。

そこに考えるという思考が必要なのだ。

スマホを捨てよ。町へ出よう。

スマホは甘い毒だ。

毒は薬にもなるが多用すれば害をもたらす。

 

便利さを利用しているのか、利用されているのか。

考えるべきだ。