泣き方を教えて下さい。
最近の自分を振り返ってそうなんだって感じている。
原因はきっと褒められたことがないから。
ささいな事でも褒めてやるってすごいことだと思う。
君はできて当たり前。
それってすごく悲しいことだ。
花は咲く。でもそれは太陽と雨のおかげ。
きっと僕がいま生きていることも、誰かのおかげ。
でもそれは最小限の太陽と雨。
もちろん、もっと多くの愛があったのかもしれない。
でも、僕が感じなければ、ないのと同じ。
だから、どれだけでも褒めて欲しい。
自分の子ども、他人の子ども。
友達やバイトの人。
先生や親。
尊敬しているならその言葉を伝えて欲しい。
もちろん言葉にしても伝わらないこともある。
どうすればいいかもわからなくなる。
でも、少しづつでいい。
思いは伝わる。
泣き方がわからない。
笑い方がぎこちない。
心と身体は離れ離れ。
感情の出し方ってのはきっと自然にあるもの。
それを不自然に抑えこんだから、僕はどうすればいいかわからない。
頼り方なんて知らない。
弱いとこを見せる必要なんてない。
一人で消えていけばいい。
助けてくれ。
きっとひとりよがりな人間の叫びだ。
でも、泣き方が今一番知りたい。
心が動かない。
気持ちがこみ上げてくると、もうひとりの自分が僕を見つめる。
それはさながら門番のように。